整備不良、不正改造とは


整備不良は事故につながります

ブレーキワイヤーやアクセルワイヤーは、長年使用している間に、水やほこりが侵入し、動きにくくなることがあります。少しひっかかるような状態に気づいたら、販売店に点検してもらいましょう。 原付バイクには法定点検はありませんがメーカー指定のタイミングでメンテナンスノートに従って、点検、整備を行ってください。特にオイルの点検、交換、ブレーキの効き具合など、定期的に点検しましょう。

二輪車は、雨や埃がかからない場所に保管

屋根付きガレージがベストですが、そういった場所がない場合には、軒下などできるだけ雨や強風のあたらない場所に置き、ボディカバーを掛けておきましょう。また、しばらく乗らない場合にはバッテリーの結線を外しておくと放電が進みにくくなります。

長い間乗っていなかったバイクに乗る際の注意点

まずはブレーキレバーを握り、動きがスムーズか、引っ掛かりは無いか、遊びは適切かを確認してください。長い間駐車しておくと、ブレーキワイヤーがサビついている場合があります。そのまま乗車するとブレーキがかけられなくなったり、ブレーキレバーが戻らないなどのトラブルを起こすことがあります。また、アクセルワイヤーも同様に動きはスムーズか、引っ掛かりは無いか確認しましょう。もちろん、こうした点検のほか、日常点検や法定点検もしっかり行い、常に二輪車のお手入れを心がけてください。万一、走行中にトラブルが発生すると、転倒や思わぬ重大な事故を引き起こすことがあります。ご注意ください。

昼間のライト点灯

道路運送車両法の保安基準により、二輪車のヘッドライトはエンジンがかかっている場合には、かならず点灯している構造となっています。これは1996年に定められ、1998年4月1日から国内のすべての生産車両及び輸入車に義務づけられています。故意に改造することは違反となります。ご注意ください。
また、それ以前に生産された二輪車でも、安全のため点灯することをお勧めします。

マフラーのカスタマイズ

二輪車のマフラーにも自動車と同様に排出ガス規制や騒音規制があります。排出ガス規制は、1999年10月以降、すべての二輪車に適応されています。また、日本では耐久性についても基準が設けられるなど諸外国に比べても厳しい規制が実施されています。
一方、騒音規制については、1971年から加速走行騒音と定常走行騒音について規制値が定められ、1986年からは、近接排気騒音についても規制値が定められました。
こうした厳しい規制をクリアしたマフラーかどうか、しっかりと確認し、適切な整備工場または販売店で取り替えてください。

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