クラッチ・スタートシステムとは
クラッチ・スタートシステムとはMT車の急発進を防止するため、クラッチペダルを踏み込んでいるときだけ、エンジンが始動できる装置です。
どうして取り付けられることになったの?
AT車の急速な普及にともない、MT車に不慣れなドライバーが窓越しにエンジンをスタートさせて急発進する事故が起きたため、平成11年から対象車に順次、MT車に「クラッチ・スタートシステム」が採用されました。
操作手順はどうすればいいの?
クラッチ・スタートシステム装備車ではクラッチペダルを踏んでいないとセルモーターは回りません。
操作は
- 運転席に正しく座る
- パーキングブレーキが確実に引かれているか確認
- クラッチペダルをしっかり踏みギヤがニュートラルにあるか確認する
- エンジンを始動後、パーキングブレーキを戻してスタートする
の手順で行います。
装備の有無にかかわらず、エンジンをスタートする場合は、運転席に座り、パーキングブレーキを確実にかけ、クラッチを踏んで行いましょう。
今までのクルマと、どう違うの?
クラッチを踏んでいないとセルモーターが回らないため、万一、踏切などでエンストさせてしまったときに、セルモーターを回して踏切から脱出することができません。急いで、踏切支障警報装置のボタンを押し、発炎筒などで列車に異常を知らせましょう。