正しい乗り方レッスン
乗降時に十分なコミュニケーションを!
乗降時はライダーとパッセンジャー(同乗者)でお互いにコミュニケーションを取りましょう。
乗るときのポイント
- ライダーはフロントブレーキをかけ、両足を地面に着け、サイドスタンドを出しておく。
- ライダーはパッセンジャー(同乗者)にステップの位置を示し、声を掛け合うなどの合図をとり、後方を確認させ左側から乗車させる。
- 勢いをつけずに、なるべく小さい動作でまたがる。
*パッセンジャー(同乗者)がシートに座った状態でパッセンジャー用ステップに足が届かない場合は、危険ですので二人乗りしないでください。
降りるときのポイント
- 乗車時と同じく、ライダーはフロントブレーキをかけ、両足を地面に着ける。サイドスタンドも出しておく。
- パッセンジャー(同乗者)はライダーの合図を受け、後方を確認してから、左側に降りるようにする。
パッセンジャー(同乗者)の正しい乗車姿勢
- ライダーと適度な間隔をとって座り、両ヒザでライダーの腰をしっかりと挟むようにニーグリップします。
- とくに制動時にライダーに圧力をかけないよう、ニーグリップで体の位置を保持します。パッセンジャー(同乗者)がニーグリップすることでライダーとの一体感が高まります。
- 両手はライダーの腰にホールドするのが基本です。場合によっては片手を腰に回し、もう一方の手でグラブバーをしっかりと握ります。
- 足は運転中にステップからはずれないように、土踏まずをしっかりと乗せます。
- 前方がよく見え、道路状況、運転状況がよく読めるポジションをとります。
ライダーとパッセンジャー(同乗者)は一体に!
ライダーは急発進、急加速、急減速、急制動など、「急」のつく操作を控えましょう。
二人乗りの運転特性
二人乗りのときの運転特性を理解しておきましょう。
二人乗りをすると重量が重くなるぶん加速が鈍くなり、また、一人のときと同じブレーキングをすると制動距離が長くなります。二人乗りでは総重量が増え、バランスも変化することを念頭におきましょう。
こまめに早めに休憩を
二人乗りに慣れていないパッセンジャー(同乗者)は、緊張して必要以上に身体に力が入っている状態が続き、本人が思っているより疲れやすくなります。ライダーはパッセンジャー(同乗者)の状態を考慮して、こまめに休憩を取るように心がけましょう。
特に高速道路での走行は風の影響も強く受けるため疲れやすくなります。ライダーはもちろんのことパッセンジャー(同乗者)のためにも休憩はこまめに早めに取りましょう。